ICO〜霧の城〜

PS2のゲームであり、宮部みゆきさんによって小説家された「ICO」をやってみた。
主人公は生贄で、謎の少女に出会い、迷宮のような城から脱出をするってのが物語の大筋らしい。全く意味不明な展開をしていくが、やってくうちに物語などあってないようなモノであると感じはじめる。少女と手を繋ぎ、<供に>脱出をする。少年の頭の中と同様に、自分も次第に少女と脱出することしか考えなくなってくる。その城では敵みたいなモノも出てくるが、それ以外はずっと少女と一緒。手を繋いで、謎を解きながら、たまに敵に襲われるハプニングにも見舞われながら、少女と進む。これがこのゲームの全てであり、プレイヤーを引き込む要素なんだろう。あまり多くを語らないゲーム。でも、語らないからこそ感じ取れる「何か」がある。お勧めはできないが、記憶に残るゲームになるでしょう。