リリイ・シュシュのすべて

映画公開時から見たかったはずなのに、気がついたら、もう4年も経ってしまった。
そんなこんなで、感想を。「ドビッシー"月の光"」これで始まり、これで終わる。
中身は、若者の世界にある、万引き・窃盗・いじめ・恐喝・殺人・レイプ・自殺・援交・恋
全てが入ってる作品。あまり陽の目を浴びせられる内容じゃないのに、見たくないような
痛い内容なのに、なんでか引き込まれて、魅入った。
きっと、岩井俊二の作品全てに共通してる、音と映像の美しさが成せる技なんだと思う。
見終わった後に、何かモワモワしたものが残ったけれど、きっとまた見たくなる作品。
「日本の映画って、何かインパクトに欠けるな」と思ってたけど、見た目では伝わらない
世界を描いてるのが、多いからだと思えた。久しぶりに、良い映画見たわー。

評価:☆☆☆☆☆(まさか、この作品で月の光が聞けるとは....)